東京オリンピック2020 バスケットボール女子 3位決定戦 セルビア対フランス
初めまして。
先日の日本女子バスケットボールの歴史的快挙は非常に興奮しましたね。
そんな歴史的快挙から一夜明け女子の3位決定戦が行われました。
記念すべき第一回目の投稿は日本代表ではなくフランスとセルビアの試合を評価していきたいと思います。
セルビア対フランス
76-91
結果:フランス 勝利 銅メダル獲得
勝因としては第一に3Pの成功率でしょう。
フランスは日本戦で7/24の29%
スリーポイントが売りの日本より2本多く打っているはずが
確率が上がらなかった。まぁ日本のディフェンスが良かったのでしょう。(フリーも何本かあった気がするが・・・)
一方セルビア戦
3P成功率 14/27 52%
非常に気持ちよく打てていたシーンがいくつあったし、フランスは3Pが決まるとしっかりと自分たちの勢いを作ることに成功していました。
対してセルビア
3P成功率 5/18 28%
打っている数がフランスに比べ少なかった。
むしろ3Pをフランスが打たせないディフェンスをしていたと感じた。
オフェンス面に関して
基本的にセルビアは1on1 2on2 の簡易的で個々の能力を重視した攻め方をしていったため、2on2でフランスに止められた後に1on1で強引に攻めるしかなくなってしまったのが終盤になればなるほど見受けれた。特に#12の選手はほかに比べ極端に2Pの数が多く攻め手が偏ってしまったことが分かるが、ゲームハイの24得点は能力の高さがうかがえた。
一方フランスは3on3を基本としカバーに出てきたディフェンスを見てパスを回す。またはスクリーンを使ってしっかりとミスマッチを作りゴールにアタックする。個人技というよりチームで攻めているように感じた。このことはスタッツにも表れており、2桁得点が7人と非常にバランスよく全員で攻めれたのかなと思った。
ディフェンス面に関して
セルビアはスイッチやファイトオーバー、ダブルチーム、プレスと様々なことをやってはきているが基本的に中途半端な感じがした。サイズがあるので走れないのにも関わらずダブルチームに行ったがために展開されて結局3P。調子がいいフランスにとってはボーナスポイントでした。カバーの後をどうするのか中途半端になっていた部分もあった。
フランスは日本戦でもそうであったが、あえてミスマッチを作りに行くディフェンス。
というのもガードに対してミスマッチが起きるとすかさずオフボールでミスマッチを解消する。さらに展開されると最初のガードのミスマッチも解消している。このミスマッチから解消までの時間が短いことが3on3の少ないセルビアの息の根を止めることができたと感じた。
以上私の評価です。
余談ですが、フランスの#23は私が非常に興味を持った選手で、日本戦で三好にアンスポーツマンライクファールをしましたがその映像を見て、やる気が失せたからやってしまったんだなと感じましたが、セルビア戦でもフルスイングのファールをしてきてました。彼女にはしょうがないファールや微妙なファールはありません。10人いたら10人ファールというようなファールで顔はやる気ない。非常に面白い選手だなと思ってみていました。